yentaで会ったヤバい男と、究極的に大切な1つの意識について

価値観

とあるメガベンチャーの人事部で働いているという22歳の男が「会いたい」と先日yenta(ビジネスマッチングアプリ)で連絡をとってきた。このアプリ、新卒で働いていたときにはよく使っていたが、最近ではほとんど誰と会うこともなく、たまに誰かから来るメッセージを読んでいるだけだ。(とはいえ胡散臭い奴らが大半なので反応することはあまりない)

この男、最初のメッセージでいきなり候補日時を挙げるよう求めてきたり(自分から連絡を取ってきたんだから自分から提示しろよと思った)、プロフィール(ほぼ中身なし)含め日本語が未熟だったり、何の話をしたいのかと尋ねると「実際なんでもいいです」などとテキトーな感じであったりしたので、頭弱すぎるしキモいなと思い拒否していたがあまりにしつこいので、「一体どんなアホなんだろう」と興味が湧き、恵比寿で用事があった日に恵比寿駅近くのカフェで会う予定を入れた。

彼は小中高とサッカーに打ち込み、その後専門学校を経てトレーナーになったがこのまま続けることに不安を覚えて一時期は営業代行やアムウェイなどをしていたらしい。アムウェイでは数ヶ月目に月収30万を達成したがその後続けて稼ぐことが難しいと感じて辞めたのだそう。その後、縁あって今年4月から現在の会社に入ることになり、将来的にフィットネス分野で社内起業したいと考えているらしい。じゃあなぜ人事部で働いているのかというと、彼の会社では人事部は一人ひとりが採用を担当した社員の面倒を見る(キャリア相談に乗るなど)という決まりになっているらしく、自分が会社を持っている感覚で仕事ができるからなのだという。(社内の詳しい実情を知っているわけではないので何とも言い切れないとはいえ、自分が会社を持つ感覚はそんなポジションで得られるとは到底思えないが)

言っていることはツッコミどころ満載でも最初の方はまだ会話は成立していたし、嘘か真か分からないが本人の言う過去にやっていた営業代行などでの仕事での稼ぎについて感心する部分があったのも事実だ。(とはいえ全体的に嘘くさい。例えばアムウェイで数ヶ月目に30万以上稼いだという件については、調べたところ月収30万を達成するには目安として自分の傘下に約100-150人ほどの会員が必要であるらしく、彼レベルの人間が数ヶ月で達成するのはあまりに非現実的だと感じる。単発で稼ぐにしても、自分の傘下で200万円分以上の商品の流通を発生させなければならないらしい。詳しくは知らないが。そもそもここで収入自慢してくる奴は大抵何か問題があるのではとも思う)

しかし、次第に攻撃的に見下すような態度を取ってきはじめた。
こちらが何も言っていないのにいきなり「もし将来結婚したいとか子供育てたいとか考えるのであれば、どれくらい稼ぐ必要があるか知る必要がある」などと話を振ってきて「そのために平均年収は知っているべき」などとホザき始めた。
続けて「日本人の平均年収下がってきてるの知ってますか?今どれくらいか知ってますか?」などと尋ねてきたので「下がってるのは知らなかったです。400-500万くらいじゃないですか?具体的には知らないです」と答えると「そんなんも知らないんですか」といった具合に。(ちなみに後で調べたが全体的な傾向としては下がっているが近年は僅かながら上向き傾向。また、日本人の平均年収は現在480万と彼は言っていたが、実際調べると1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均年収は436万だった
「そもそも平均年収がいくらとかってなんか意味あるんですか?開きが大きすぎてあんまり意味ないと思うんですけど(何百億何千億もの資産を持っているような人たちによって平均値はかなり底上げされているし。平均値と同時に、せめて中央値や最頻値にも目を向けるべきだろう)」などと言ったが「そういう考えしかできないんですね」と全く理解していない様子。

さらに「これから日本人の貧富の差はAIなどによってますます開いていき、貧困層:富裕層が8:2くらいになります。知ってますか?」などと言い始めたので「貴方の言う貧困の定義とは何ですか?」と尋ねると言葉を濁し、さらに問い詰めると最終的に「年収200万から400万の層」などと言い出したので「じゃあ200万未満の人たちは何なんですか?」と尋ねると「クズ」と言っていた。(また、この理論だと年収400万より上の人たちは皆富裕層ということになる)
「当たり前のように8:2という比率を持ち出してきましたけど、そもそもその定義はどの機関が定めたものなんですか?」「世の中は貧困層と富裕層しかいないということになりますけど中間層はどう扱われるんですか?」「そもそもその年収って、単身世帯の話ですか?その辺りの定義が曖昧だと意味ないと思うんですけど」などと問うと「なんで教えなきゃいけないんですか」などとくだらない逃げの対応をしてきた挙げ句、「捻くれてますね」だの「ついてきてくれるような人がいるとは思えない」だの「平均年収も知らないとか大学行った意味あったんですか」だの「そんなんだから無職なんじゃないですか」だの色々言ってくる始末。会話したのは短い時間でありながら、そのような類いの言動はそれ以外の話題でも同様であった。(枚挙に暇がないので割愛する。これも含めどうせ誰かテキトーな奴の受け売りだろう)

仕舞いには「色んな人に会ってきたが自分は周りの誰よりも凄い」などとホザきはじめる。ああコイツはやっぱそういう奴か…自分を全く客観視できてないただのヤバい奴なんだなと呆れた。ここまで来ると知的障害、あるいは境界知能が疑われる。冷静さを保ちつつも全体的にかなり不快だったし、数歩間違えればブン殴りそうなほど内心苛立ったが、こんな奴と同じ土俵に立っても仕方がない、不毛だと思い、次の予定もあったので席を立ち店を離れた。

特に最初のメッセージのやり取りの段階での私の彼に対する拒絶的な態度に一矢報いたい気持ちもあったのかもしれない。また「東大とか早慶を出ている奴も結局大体目標がない」などと扱き下ろしていたあたり、学歴コンプレックスが相当あるのかもしれない。

ただ、彼の「(私が)本気で頑張ってるとは思えない」的な発言に対しては、確かにそうだと思った。だから本気で否定できなかったし、悔しかった。
もちろんコイツに私のことなんてほぼ理解できていないはずで、だからその上での嫌味発言なのだろうけれど、確かに私は就活といい趣味といいそれ以外の過ごし方全般といい、日々を真剣に生きることを選択できているとは言えない。健康を醸成・維持した上で「人生=時間」を最大限有効に活用する意識を常に持ち、実践すること。細かいことなどさておき、究極はこれに尽きるのだと思う。(良心的/合理的な判断/行動を可能にする知性もあれば尚良し)

表面的なことを言って自分を取り繕うことなど必要としない生き方を選び続けなければならない。当たり前のことなのかもしれないが、骨身に沁みたように思う。どんなヤバい奴からでも何かしら学べることはある。

2021/10/18

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