小中高で計9回くらい転校してもいいと思う

人間関係

私は転校というものを経験したことがないが、小中高でそれぞれ2-3回ずつくらいは転校してみたかったとよく思う。

計9年間を共に過ごした地元の小中学校時代の同級生のうち、今も人間関係が続いていると言える相手はほとんどいない。SNSで一応繋がっている人たちは数十人くらいいると思うが、やり取りすることはまずないので実質ノーカウントだ。高校時代の同級生ですら直近1年以内に連絡を取り合った相手は10人もいないと思う。

高校を出てから関西の地元を離れて関東に来たことも「多少」は関係しているとは思う。ずっと地元にいたら話は違ったかもしれない。(別にそれを望んでいるわけでは全くないが)
とはいえ特に地元公立小中学校では多種多様な子供が好むと好まざるとに関わらずほぼ強制的に同じ空間にブチ込まれていたわけであって、各々の意思や個性による選択の余地が比較的少ないわけであって、つまりは人生の方向性や価値観が違う人ばかりなのだから、やはり結局は「多少」の関係でしかないと思う。

親の転勤などの影響で転校を余儀なくされた人たちの中には、今も繋がっている幼馴染がいないだとか長く続いている友達がいないなどと言う人もいる。確かに転校するときは寂しかっただろうし、大変だったかもしれない。
しかしいずれにせよ、どうせ大人になってからも続く意味ある関係が築けないのであれば、せっかくなら何度も転校して色んなタイプの学校を味わってみたかった。毎年1回ずつくらい転校するのがちょうどいいのではないかと思う。

離島などの自然豊かな生徒数30人未満の過疎校、刺激的な放課後が待つ大都会のマンモス校、特色豊かで自由度が高い私立の男子校、インターナショナルスクールやフリースクール、海外の学校まで。もはや学校という形に拘る必要もない。
ちなみに、転校を何度もしていたら、そのたびに新しい人間関係を築いていくことになる。パーソナリティ次第ではあるが、結果として人間関係構築力や人間観察眼が磨かれるだろう。

そしてもう一つ思うのは、中学を出る頃にはある程度親離れした方がいいのではないかということだ。安アパートでもシェアハウス、学生寮でもいい。親に守られながら一緒に過ごすのは15歳くらいまでにして、そこから先は食事や家事も含めて少しでも自立して自分で選択していった方が、頭を使うし諸々のサバイバル能力が上がっていく。パーソナリティ次第だが、より多くのチャンスを掴める可能性が上がると思う。

小中の頃、当時から転校したいという思いがありながらも、親の転勤など全くなかったので結局叶わなかった。高校も、県外の学校に行って寮などで生活するという選択も当時考えなくはなかったが、結局そうはしなかった。もし戻ることができるのなら、迷わずそうするだろう。
もちろん、ずっと同じ学校に通い続けたいという子供が大半かもしれないし、部活に打ち込むのなら話はまた違ってくるだろう。ただ、どうせ一日の活動の大半を費やすのであれば、多様な経験に結びつけた方が実りのある少年時代を過ごすことができただろうなと強く思う。

2021/09/18

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