メンヘラ女子に美人が多いとされる理由に関する推察

雑記

メンヘラとは、心(メンタル)が病んでいる人を指す言葉である。
ネット掲示板「2ちゃんねる」において心の健康に関して話し合う「メンタルヘルス板」の住人を指す「メンヘラー」という言葉を語源とする。

鬱病や双極性障害、パニック障害などの精神疾患を有する人のみならず、リストカットの習慣がある人、希死念慮がある人、すぐに病んでしまう人や重度のかまってちゃん、さらには単にネガティブ思考の人もメンヘラと呼称される傾向にあり、その程度や範囲には大きな幅がある。また、精神疾患の場合は統合失調症や双極性障害など先天的に発症確率の高いものも多い。

ところで、「メンヘラには美人が多い」「メンヘラは大体(容姿的に)可愛い」などという話を耳にしたことはないだろうか。
私自身、他意なく「メンヘラ」に該当するであろう女性と何人か交際したことがある。病んで鬼のように病みラインしてきた子、精神科に通っていた子、古いリスカ痕がある子、自殺未遂で閉鎖病棟に強制入院歴のある躁鬱や過食嘔吐持ちの子など様々だが、類は友を呼ぶためその周辺にも「メンヘラ」が多く、また比較的容姿の良い子が多かったように思う。
統計的な有意差があるのかはさておき、私の個人的な経験・感覚を踏まえても、確かにそのような傾向は感じられなくはない。(無論、美人・可愛いなどの感覚は個人差が大きいものだが)

では「メンヘラには美人が多い」という言説に一理あるのであれば、何がそんな状況を生み出しているのか。どんな因果関係があるのか。多少の経験も踏まえ、以下に思いついたものを述べる。
なお、もちろんメンヘラと呼称されるような状態に至る過程及びメンヘラであることから生じる現象は千差万別であり、以下に述べる内容はあくまで網羅性のない少々乱暴な仮説に過ぎない。

メンヘラが美を生み出すケース

低い自己肯定感を高めるためにメイクや身だしなみなどに力を入れている

前提として、メンヘラの自己肯定感は低い。少しでも自分を肯定できるように、あるいは他者から承認してもらえるように外見に気を遣う人の割合が平均よりも高いのではないだろうか。(主にメイク・ヘアスタイル・スキンケア・ダイエット・ファッションなど)

メイク一つとっても、人の印象は大きく変わる。顔面の造形がもともと美しいと言えるものでなくてもある程度補うことができるし、整形も選択肢の一つだ。(その結果、日本人らしからぬ厚い二重まぶたや不自然な鼻の細さ、頬の脂肪吸引による引きつったような表情など、量産型の顔面が年々増えているように思う)

引きこもることで日焼けなどしにくくなり、結果として美白が保たれやすい

メンタルを病みがちな人は、あまり外出したがらず、家に引きこもる傾向にある。その結果、日焼け対策に大して気を遣っていなくても、日焼けしにくくシミもできにくく、美白が保たれやすいというのもあるのではないだろうか。

周囲から承認されるために加工アプリを乱用する

「自撮り界隈」でGoogle画像検索した結果

最近に限らず写真加工アプリは隆盛を極めている。自己肯定感の低いメンヘラたちは、承認欲求を満たすために自撮りを晒すことが一般に比べて多く(自撮り界隈などと呼ばれる)、また承認されやすくするために撮影の仕方や加工に力を入れる、いや入れすぎる傾向にあると考えられる。

従って、ネット上などで「このメンヘラの子が可愛い」などと話題になっていたとしても、(明らかに不自然に大きな目や、細すぎる顎など)原型を留めないレベルでの加工が行なわれていることも珍しくないだろう。

それらの写真や動画が「可愛い」などと評価されることにより、本来の顔面の造形はさておき「メンヘラは可愛い人が多い」というイメージが生み出され強化されているとも考えられる。(時に気持ち悪さや恐怖感をもたらすこともあるが)

ちなみに、なぜか自撮り界隈の女性は前髪パッツンが多い。

美がメンヘラを生み出すケース

容姿の良さゆえにいじめなどの標的にされやすい

メキシコ映画「父の秘密」のワンシーン(こちらの記事にて紹介)

容姿を原因としていじめられるのは専ら、容姿が特徴的な人、もしくは優れた人だ。
気が強い女子は美人でもいじめられにくい(グループ内での喧嘩を機にいじめに発展することなどはある)が、気が弱くあまり主張しない女性は美人であることを原因としていじめられやすいのかもしれない。言うまでもなく、いじめられると自己肯定感が下がり、精神を病みやすくなる。

また、特に小中学校では不器用な男子が相手の気を引こうとして結果としていじめのようになってしまうという現象がしばしば起きるようだが、その対象はもちろん容姿が優れた人になりやすい。私の周りでも、中学時代に天使のような顔をした大人しい女子が一部の男子や女子から軽く嫌がらせを受けていた。

モテるがゆえに恋愛機会が多く、傷つく確率が高い

恋愛で傷ついてメンヘラ化する人は性別を問わず多い。容姿が優れているとモテやすいので、恋愛機会が多くなる。その分、(単純な恋愛機会の数が多いことに加えてタチの悪い相手に当たる確率が高くなるということもあり)恋愛で傷つく確率が高くなる。

さらに言うと、人は似たような容姿レベルの者同士で付き合うものだ。芋臭いオタク集団に洗練されたイケメンはあまりいないし、イケイケの女子集団に醜女は見当たりにくい。試しにInstagramなどで知人友人のグループ写真(部活や仕事など何かしらの明確なミッションを有するわけではない3-6人くらいのグループが理想)を見てみると、大体同じような容姿レベルの人たちがつるんでいることがよく分かるだろう。それは恋愛や結婚においても傾向として存在する。

だから、美人はイケメンと結ばれやすい。しかしイケメンはモテるがゆえに遊び慣れている人が多いため、(もともと男性の方が女性よりも浮気する確率が高いのだが一層)浮気性である確率が一般に比べて高く、ゆえに女性が傷つけられてしまう可能性も高い。

チヤホヤされてきたことで折れやすくなってしまった

外見的な魅力のお陰でチヤホヤされてきたことにより対人関係などであまり苦労せずにわがままでいられたものの、成長していくにつれて思うようにいかないことが増え、鍛えられていなかったメンタルが折れてしまうというのもあるかもしれない。

家庭環境に起因するケース

親たちが容姿重視のあまり内面軽視で結婚に至った

親が結婚に際して外見的な美しさを優先することで、内面的要素は二の次以下となる。
そのためその間に生まれた子供は、容姿は二の次で内面の良さに惹かれ合って結婚した夫婦に育てられる可能性と比べて、性格に難のある親に育てられる可能性が高い。
その結果、容姿は優れてはいるものの自己肯定感が低くなってしまう。

家庭内で自己肯定感が高まりにくい構造がある

前提として、金持ちほど容姿の優れた人と結婚する傾向にある。当然ながら容姿は遺伝しやすい。そして金持ちは仕事で忙しいことが多い。そのため、十分に愛情を注がれにくかったりする。自己肯定感とは、主に幼少期にどれだけ愛情を注がれたかによって大きく左右されるとの研究もある。
結果、容姿は優れているが自己肯定感が低い人間が誕生する。

また、金持ちは基本的に社会的地位が高いため、子供にも同様のものを期待する。そのために例えば勉強に力を注がせ、高いレベルを当然のように要求する。その期待/要求に応えることができなかった場合、愛情を注がれにくくなり、自己肯定感が高まらない。(なおヤンキーに可愛い子が多いという言説もあるが、容姿の優れたヤンキー同士の子供の場合、勉強の成績に期待をかけられにくいので、そこで自己肯定感が高まらないということにはならない)

夜職などが関係しているケース

キャバ嬢や風俗嬢は前提として「女性であること」が売りになる職業であるため、天然物であれ整形であれ、容姿レベルは一般に比べて傾向的に高い。(整形しすぎて不自然になっている人や、大多数が平均以下と感じる人ももちろんいる)

このような職業はストレスが溜まりやすい。全部が全部というわけではないが、遠慮なく体に触れてくる客、モラハラ気質の客、不潔感満載の客なども相手にしなければならないからだ。客のキモいLINEに返答したり、ストーカー気質の客に粘着されたりと、気苦労は耐えない。多量の飲酒や不規則な生活リズム(アフターの有無などに左右される)はホルモンバランスを乱す要因となる。

彼女たちはメンヘラ率が高いと言われているが、それは業務自体がストレス値の高いものであることに加え、もともとそういう気質を持った人が集まりやすいというのもあるのではないだろうか。

自己肯定感の低さを整形でカバーすべく夜職に踏み出して案の定病む

容姿に自信がなく、ある程度はメイクなどでカバーできるものの根本的に変えたいなどという思いから整形費用を貯めるためにキャバ嬢になったという人も一定数いる。そういう人はもともと容姿にコンプレックスを抱いており、自己肯定感が低い傾向にある。

ある程度稼いで整形することで容姿端麗になったものの、もともと自己肯定感が低いという土壌は変わっておらず、ストレスの多い業務に食い潰されてしまい、本格的に病んでしまったりする。

精神的に病んで薬漬けになり、日中長時間働けなくなったことでキャバ嬢や風俗嬢になり、美容に注力しつつもますます病む

何らかの理由により精神を病み、精神科などで何らかの診断を受けて処方薬を常用している人の中には、薬の副作用により長時間働くのが難しい人、日中眠くなってしまう人たちもいる。
それでも生活を支えるために、キャバ嬢や風俗嬢といった比較的拘束時間が短い仕事や夜勤のみの仕事は現実的な選択肢となる。
言うまでもなく指名を多く受けるような人気嬢になるためには容姿的に優れているに越したことはないので、整形している人たちは非常に多い。

しかし、外見的には美しくなったものの先述のようなストレス環境により、元々病み気質があるところに加えてますます精神を病んでしまう。複数の精神疾患を抱える重度のメンヘラになってしまう人は、こんなケースによく見られるように思う。

その他仮説

「可愛いのにメンヘラ」というギャップが実態以上にその印象を強めている

以上に述べてきた内容とはまた趣旨が異なるが、美人/可愛いといったポジティブな要素と、メンヘラという一般的にネガティブとされる要素のギャップが、実態以上に「メンヘラには美人が多い」などという印象を強める結果となっている可能性もある。
「美人でなくてメンヘラ」である場合よりも「美人かつメンヘラ」の場合の方が遥かに話題になりやすく、目立ちやすい。

結論

思いつくままに書き綴ってみたが、こんなものはどうとでも言える。

例えば恋愛機会が多くなることによって傷つく可能性が高くなるのではと書いたが、逆に恋愛経験が少ない人の方が耐性がつきにくくダメージを負いやすいのではないか、などということも言えるだろう。
また、家庭環境に関する記述についても、金銭的な余裕がなくて両親共働きで愛情が注がれにくいというケースも恐らくたくさんあるわけであって、金持ちの子供ほど確率的に親に構ってもらいにくいなどと決めつけることはできない。
あくまで「まあ多い少ないはさておき、そんなケース/可能性もあるかもね」という程度の受け取り方が健全だ。

大切なのは、メンヘラであろうが美人でなかろうがそれ自体がその人の価値を限定するものではないということ、そして皆それぞれに固有の感性と性質と環境と過去があるのだから他者を安易に蔑んだり馬鹿にしたりするのは想像力に欠ける愚かな行為であるということだ。

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