筑波大学の少し変わった特徴約30選

紹介

この記事では私の母校でもある筑波大学の、一風変わった特徴を紹介していく。
※当記事は2017-19年頃の情報に基づいており、現在とは状況が異なる可能性もあります。

日本でもっとも新しい国立総合大学

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筑波大学は日本最初の官立師範学校である東京師範学校(1872年頃設立)の流れを汲む東京教育大学を前身とする大学だが、創立は1972年。それ以降も日本中で新興大学が生まれてきたが、国立総合大学としては最も新しい。

なお、もっとも古い日本の国立総合大学は東京大学で、1877年創立。
ハーバード大学は1636年創立、ケンブリッジ大学は1209年創立。
世界最古の総合大学はイタリアのボローニャ大学で1088年創立。
世界最古の大学は中国の南京大学(258年創立)とも言われているが、諸説あり。

学部ではなく学群、学科ではなく学類

という表現を用いる。そのような大学は他にもいくつかある。(例:金沢大学は学域・学類)

一般に、教授陣は学部に所属するが、実際は他分野にまたがる内容を扱うことも多々ある。
しかし学問というものは本来全て繋がっているため、分断による弊害もある。
学群・学類というのは、多分野横断性・柔軟性を高め、より広い括りでの所属を意味する。

バイト応募や就活の際、履歴書の学部・学科記入欄で少々戸惑うことになるというのがあるある。
何学部だったの?と質問されたとき、説明が面倒なので学部学科で答えがちというのもあるある。

体育も芸術も医学もある

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国立総合大学としては珍しく、スポーツ推薦枠もある体育専門学群、陶芸や書、日本画など様々な芸術を扱う芸術専門学群などが存在。

運動部は、サッカーやバレー、バスケやラグビー、柔道や水泳をはじめとして全国レベルで凄まじい活躍を見せており、卒業生には多数の有名プロ選手が名を連ねる。

オリンピック金メダリストとノーベル賞受賞者をともに輩出していることでも知られる。(ノーベル賞は卒業生ではなく教授。元学長・朝永振一郎、元学長・江崎玲於奈、名誉教授・白川英樹の3名)

推薦入学者が多い

全体に占める推薦入学者の割合は3割ほどと、国立大の中では圧倒的に多い。(2019年当時)

また、推薦入試ともAO入試とも異なる、AC入試なる自己推薦形式の入試が存在する。(Admission Center Entrance Examination)
通常、AO入試は他大学との併願は不可であるそうだが、AC入試はAO入試ではないので併願可能。

学生の出身は全国津々浦々

茨城県にあるが、茨城県出身者の割合は11-13%程度と地方大学にしては少ない。(2017年当時)
推薦入試などを活かし、全国各地から学生を集めている。

キャンパスが全国で2番目に大きい

単一キャンパスとしての面積は国内2位、複数キャンパス総合面積は国内3位。

1位が九州大学伊都キャンパス(262万㎡)、2位が筑波大学キャンパス(257万㎡)、3位が広島大学東広島キャンパス(250㎡)。257万㎡は東京ドーム55個分に相当する。

一方で敷地総面積では1位が北海道大学(6億6000万㎡)、2位が東京大学(3億2000万㎡)、3位は九州大学(7500万㎡)。
これはキャンパス以外の研究施設などの面積を含めたものであり、全国約53カ所にそうした施設を有する東京大学などは一気に跳ね上がる。北海道大学の敷地面積は国土の570分の1にもなる。

出典:日本で一番キャンパスが広い大学はどこ? 1位は北大「日本国土の570分の1」も|「マイナビウーマン」大学の敷地面積ランキング

その大きさから、「筑波大学面積比較アプリ」すら登場する始末。(Android版のみ)

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筑波大学をあちこちの地図上に置いてみた – __ScrapBook of Plumber

自転車が多すぎる

3A棟の自転車置き場 : 筑波大学のキャンパス風景 筑波キャンパス編 – NAVER まとめ

キャンパスが広いため、学生の交通手段は自転車。特に朝の1限前には自転車の渋滞が発生する。
もちろん台風などの際はドミノ倒しで悲惨なことになる。

自転車には登録証を貼る必要があるということになってはいるが、あまり厳格ではない。

大学内をバスが循環している

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筑波大学循環バス

キャンパスが広いため、バスで授業移動する者もいる。つくば駅まで繋がる。
定期券もあり、格安で利用可能。(当時)

同じくキャンパスの広い北海道大学にも同様に学内バスが存在。

大学の正門がない

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正門にあたると思しきオブジェ

通常、大学には正門が存在するが、筑波大学にはない。
大きなキャンパスを囲む壁はなく、いかなる不審者も侵入可能。
境界が曖昧であり、自分は今大学にいるのか?が分からなくなることも。

学生紛争が盛んであった時期にこの地に移転された経緯もあり、学生による立てこもりを防ぐためにあえてこのような構造にしたとの説もある。

なお、「筑波大学 正門」と検索すると、上の建造物の写真が出てくる。

農場や森や池など自然が多い

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筑波大学のキャンパスが広い理由の一つに、農場や森、池などの存在が挙げられる。北海道大学も同様。

農場には広大な田畑、牛舎などがある。農業系の学生以外はほぼ訪れることのない場所だが、それ以外の学生でも農場での実習授業を履修することは可能。

森は各所に存在し、特段立ち入る理由はないが、「野生の森」はテントを貼るようなアウトドア系の授業などに用いられる。

キャンパスの最北部にはほとんど何もなく、ただ平地や森、伐採施設が広がっている。

体育施設が多い

こちら以外にも体育施設はいくつか存在する

体育に力を入れているだけあり、体育施設は充実している。
運動部やスポーツサークル関係者以外でも利用可能な施設もあり、私も筋トレのために断続的にジムに通っていた。

授業時間が短い

ほとんどの大学は、授業時間90分、休憩時間10分で5限まで。
しかし筑波大学は、授業時間75分、休憩時間15分で6限まで。
1日あたりの総授業時間は他大学と変わらないが、1単位に要する授業時間は短い。

この設定の背景にはキャンパスが広くて移動時間がかかりやすい点が考えられる。
学群/学類によっては2コマ連続の授業が多く、150分授業がデフォルトだったりもする。

2学期ではなく6学期制

大学の学期は通常、春学期(4月~8月)と秋学期(10月~2月)に分かれている。
一方、筑波大学では春学期=春A・B・C、秋学期=秋A・B・Cである。1つにつき約1.5ヶ月。

3ヶ月の長期休暇

学群・学類によっては春C期間や秋C期間の授業がほとんどないため、他大学より1ヶ月以上先に長期休暇に突入することができる。そういった学群・学類は、当然ながらAB期間が過密日程となる。

春C期間と秋C期間の授業を取らなければ、夏休みが3ヶ月(例:7月4日~10月1日)、春休みは冬休みと合体して3ヶ月半ということになり、この2つの長期休暇だけで1年の半分を越えることになる。

いわゆる教養科目はあまりない

どの学群/学類でも、総合科目なる授業をいくつか履修することが必須となっている。これはいわゆる「教養科目」に相当する。1年生から3年生まで続くが、全て合わせて8単位程度と、他大学に比べると少ない。したがって、入学直後から自分の学群・学類の授業をメインに履修していくことになる。

このあたりは、近年状況が変わった可能性がある。

他学群の授業を卒業単位に認定してもらえる

大学によっては他学部の授業を登録できないか、できたとしても卒業単位としてカウントされないというところが多いようだが、「開かれた大学」を自称する筑波大学ではそんなことはない。

私の場合、結果としてあまり興味の対象ではなかった自分の所属学類の授業を最小限にし、他学群/学類の授業を最大限履修するという形を取った。(10以上の学類から20以上の科目を履修)

秋葉原まで電車で45分だが運賃が高い

首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス

茨城県つくば市という地方都市にある筑波大学だが、つくば駅から秋葉原までは45分、北千住までは30分で移動できる。(つくばエクスプレス快速の場合)

つくばエクスプレスが開通した2005年以前は東京へのアクセスは結構面倒だったらしく、筑波大学を「陸の孤島」たらしめていた。

ただし片道運賃は1180円ほどなので、学生には負担が大きい。
その金額に屈せず東京にチャンスを求めにいく者は、世界を拡げていく。

なお、大学からつくば駅までは、大学の中央あたりからだとバスで10-15分ほどを要する。

実は東京にもキャンパスがある

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筑波大学東京キャンパス

東京都文京区大塚の旧東京教育大学の本部敷地には東京キャンパス文京校舎がある。
首都圏にある附属学校を統括する学校教育局と社会人対象の夜間大学院や各種研究センターが設置されている。放送大学との関係が深い模様。

メインキャンパスが地方にある国公立大学が都内にサブキャンパスを設置しているケースはあまりないのではないかと思う。

国立科学博物館は無料で入れる

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国立科学博物館

東京上野にある国立科学博物館はもともと、筑波大学の前身の1つである東京高等師範学校の附属機関であった。研究などで今も連携しており、その関係で学生は無料で入場できる。

他にも国立新美術館などで限定割引が存在。

一年生の大半は学生宿舎に入る

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平砂宿舎

毎年2400人ほどいる学部新入生の大多数はキャンパス内に4つはある学生宿舎に1年間入居する。(一ノ矢・平砂・追越・春日)

その理由は主に安さ。何度か値上がりしているようだが家賃は約19000円。未改修の棟は約15000円。(2018年現在)

一の矢宿舎は森要素が強く、虫が多い。なお、ファミリー向けの部屋もある。

価格の安さでは京大の吉田寮や北大の恵迪寮にはかなわないが、完全個室の暮らしは確保される。

平砂エリアには留学生の多いシェアハウス「Global Village」も存在。こちらは3万以上。

下宿率が高い

学生の9割近くはキャンパス内の宿舎か近辺のアパートなどで下宿している。

そのため、終電を気にせず深夜に集うことも日常的に可能。

大学発ベンチャーが多い

市や大学を挙げて産学連携に取り組んでおり、2017年のランキングでは5位。

体育が3年間必修だったりする

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体育施設が充実していることからも分かるように、全学的に体育に力を入れており、体育が3年まで必修の学群/学類も。3年間必修の場合は体育だけで3単位は取らなければいけない。

ちなみに私はそれに加えて4単位、留学先で8単位分、計15単ほどの体育を履修した。

画像はアウトドアの授業での飯ごう炊さんの様子。(「野生の森」で1泊2日のキャンプ)

キャンパス内にスーパーがある

2018年、カスミというスーパーチェーンが宿舎エリアに設置された。
筑波大生を主な対象とした品揃えである。
多くの学生が帰省する長期休暇中はなかなか厳しさが強いられるであろうことは想像に難くない。

ミスターコン/ミスコンはネタ要素が強い

2014年のファイナリスト

2011年頃から開催されているミスター/ミスコンテスト。
TSUKUBA COLLECTION(つくばコレクション)という名称がつけられている。

テイストが定まっておらず、まとも(?)な年もある一方で、過去には女装した男性が優勝したり、オタサーの姫が優勝したりと、大学のミスター/ミスコンテストとしてはいささか毛色が異なる。

不調による出場辞退者が毎年のように出現し、過激行為(他の出場者をラップでディスるパフォーマンスなど)により出場停止に至るという珍しいケースも存在する。

国立学校設置法で特別に定められていた

国立大学法人法が施行された2004年に廃止された国立学校設置法では、第2章の2に筑波大学について特別に定められていた。

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Wikipedia 国立学校設置法

詳しい条文はこちら→国立学校設置法(廃)

地下には通路が広がっている

筑波大学には電柱がない。上下水道・電気・ガスなどのインフラは地下を通っているのである。

一説には、つくば駅付近にまで地下通路が繋がっているとか。

複雑な仕様になっており、ダンジョン的要素が強い。

地下通路に入ることは実は簡単で、私自身、在学中は北から南まで何度も潜った。
しかし公式に許可されているわけではないため、推奨はしない。

2017年某日
2019年更新
2022年更新

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