何とも胡散臭い記事タイトルではあるが、ここでは真面目に、金欠マン向けの手っ取り早い現実的な金策を列挙しようと思う。
私自身、学生時代は100万近い詐欺に遭ってお金がなくなり、家もない中、歌舞伎町で働きながらネカフェや山手線などを寝床に食い繋いだり、社会人になってからも給料日の数日後には銀行口座残高が0円になるということを幾度となく繰り返してきた。そんな中で金策を求められる状況に身を置くことは何度もあった。
この記事に書いている情報の多くは、私の個人的知見/経験に基づくものだが、社会的意義のあるような、褒められた内容はあまり含まれていない。
しかし、そうも言ってられない状況は起こりうる。犯罪に走ったり自分を追い詰めすぎたりするくらいなら、この記事に書いてあることを実践して、持ち直すキッカケにしてもらえればと思う。
日払いのバイトをする
これについては色んなところで説明されているので、この記事では詳細を割愛する。
イベントスタッフや梱包などのバイトは、即日払いの案件も多い。
定番のバイトルやindeed、単発案件の豊富なショットワークスや面接/履歴書不要で即払い可のタイミーなどで条件を絞って検索してみよう。
間違っても、明らかに胡散臭い高額報酬バイトは選ばないように気を付けたい。
振り込め詐欺や強盗などの片棒を担わされて逮捕されてしまう可能性もある。
また、Twitterなどで見受けられる情報商材などにも引っかからないようにしていただきたい。
不用品をネットで売る
これについても同様にこの記事では詳細を割愛する。
言うまでもないが、少しでも高く売りたいのであればBOOKOFFや2nd Street、大黒屋のような店舗を構えているところに持ち込むのではなく（安く買い叩かれる）、購入希望者と直接取引できるプラットフォームを利用するに限る。同様/類似商品の取引価格や商品説明、写真などを参考に、試しに投稿してみよう。
メジャーどころではフリマアプリのメルカリ。基本的に全国のユーザーが潜在客となるので売れやすい。ただし手数料を売上から10％取られるし、多くの場合送料も負担することになる。また、銀行口座に送金する場合、手数料として200円の負担が発生する。振込申請しても何日間か待つ必要があるため、即金作りにはやや不向きである。
家具家電など、サイズが大きめのものであればジモティがオススメだ。運びにくいものは購入希望者に直接家に取りにきてもらうことになりやすいので手間がかからない。そして手数料が取られないのも大きい。こちらは、自分と相手の都合が合えば即金作りも可能。
その他、オークションサービス・ヤフオクへの出品という手段もある。手数料は基本的に10％取られるが、値段が釣り上がる見込みがあるタイプの品であれば、利用するのもアリだろう。
治験ボランティアに参加する
新薬の開発などのために自らの身体を実験道具として提供する「治験」は、楽にガッツリ稼ぐ手段として人気が高い。入院タイプと通院タイプ、混合タイプが存在する。
案件にもよるが、入院タイプの場合、1日約2万前後の報酬を得ることができる。1週間の入院を要するものであれば、それだけで14万を稼ぐことができる。その後、何度か通院し、そのたびに1万くらいの日当が発生したりもする。
投薬、血液検査（注射）や尿検査（トイレにて排尿時に検尿カップに出す）、安静にしなければならない時間などは存在するが、1日の大半を施設内で自由に過ごすことができる。（外出は基本的に不可）
食事は無償で提供されるし、PCやスマホ、ゲーム機や書籍なども原則持ち込み自由でWi-Fiも使えるので、リモートワークが可能であれば、働きながらでも参加できる。
副作用を心配する人もいるが、案件によってリスクは大きく異なる。例えば、人類の身体に投与するのが世界で初、というケースもあれば、海外で既に流通している薬を日本人に投与するのが初、というケースや、ジェネリック医薬品を投与するケースもある。当然ながらそれぞれのリスクは明らかに異なる。
なお、治験実施にあたり事前に説明会と健康診断が実施されるが、仮にここで健康状態などの基準を満たせなかった/乗り気がしなくて辞退したとしても、その日の報酬として現金（5千ほど）を受取ることができるケースが多い。そのため、治験本体には参加せず、様々な説明会を巡ることで細かく稼ぐ者もいるという。こちらは即金作りに向いている。
なお、一度治験に参加すると、3-4ヶ月は次の治験には参加できない。（休薬期間）
余談だが、イギリスを始め、海外では日本よりも遥かに高額な治験案件がある。
治験の案件情報は「治験情報V-NET」などのサイトに転がっている。（詳細を見るには無料登録が必要）
友達と食事などに行く
これは当座の現金を確保するには有用な手段である。
友達などと食事などに出かけ、会計時にクレジットカードや電子マネーで全員分を支払い、皆から現金を徴収する。以上。
もちろん翌月の引き落とし額が増えることになるので、自分の首を絞めることに繋がりやすい。
カードや電子マネーのポイントが多めに貯まるし、食べログやRettyなどのグルメサイト経由で予約しておけばそちらの方もポイントが貯まるので、多少の負担減にもなる。
ホスト/キャバクラなどに体験入店する
店舗によっては体験入店費として5千～3万円ほどその場で支給されるので、即金作りには有用な手段だ。キャバクラの方が、羽振りは良い。「ホスト 体入費 高額」などと検索して出てくる求人から応募する。
ただし、「体入費最大2万支給！」などと謳っていても、あくまで「最大」なので、実際は5千円しか貰えない、というケースも往々にしてある。（それでも、2-4時間程度で現金5千円は、バイトとしては割が良い方だろう。お酒も飲めるし）
また、説明と面接を経て、別日に体験入店というパターンもある。その場合、2度足を運ばなければならないので、効率が悪い。事前に求人情報をしっかり確認した上で、体験入店希望の旨を求人サイトから電話で伝える際に、「今後の流れ」を確認しておくことが望ましい。
なお、体験入店にあたり、事前に顔写真の提出を求められることもあるが、よほど不潔だったり、（髪型が坊主だとかで）店のテイストに合っていなかったり、軒並み容姿レベルの高い高級店だったりといったことがなければ、体験入店に漕ぎ着けるのは基本的に難しくはないだろう。
なお、体入費目的は「体入荒らし」として嫌われるので、そう思われないようにせめて一定以上の熱意は演出した方がいいだろう。
A8.netなどのセルフバックを利用する
一般的に認知されている「アフィリエイト」とは、ブログなどで商品やサービスを紹介し、そこを経由して購入者/契約者が発生した際に、掲載者に一定のバックが発生するというものだ。
あまり知られていないが、自分が購入/契約した場合でも自分にバックが入る、「セルフバック」と呼ばれる自己アフィリエイトサービスが存在する。
特に有名なA8.netは、入会金・年会費など0円で利用できる。ブログなどを運営している必要はない。
数千円程度の報酬の案件が多いが、1-4万クラスの高額案件も存在する。（FX口座の新規開設やクレジットカードの新規発行など。いずれも無料かつ短時間で実行可能）
認定には通常1-2ヶ月を要するため、即金とはいかないが、案件ごとに条件をしっかり確認した上で、高額のものを狙っていけば、未利用者なら1-2ヶ月で7-8万円くらいは堅いだろう。即時振込申請をすれば、手数料はかかるが認定後すぐに口座に振り込まれる。認定状況はサイトから確認できるほか、メールで通知が来るよう設定することもできる。
ただし当然ながら、クレジットカード発行など無職や低収入/不安定収入だと難しいものも多い点には留意しておいた方がいいだろう。
A8.net公式はこちら。
投資用不動産の面談に参加する
※年収500万前後以上の方のみ対象の手段です。
都内を中心に流行っている(?)、ワンルームマンション投資。
3-5千万ほどの価格がついているため、通常は20-35年ローンで購入することになる。
銀行からの融資を得るにあたり、一定以上の安定収入がなければ審査に通らない。そのボーダーは大体年収500万前後である。大企業や公務員、看護師などであれば、年収400万円台前半でも可能性はある。勤続年数も見られる傾向が強いが、2-3年ほど働いていれば基本的には問題ない。
かなり大きな買い物になるので、企業側からすれば買い手を捕まえるのは簡単ではない。
そのため、あの手この手で集客を試みる。その一例が、説明会や個別面談に参加してくれた人を対象に、契約するか否かは問わず、1-5万円分のAmazonギフト券を進呈するというものだ。
コロナの流行により、オンラインでの面談参加を可とする企業も多いため、自宅から1時間程度の話を聞くだけで手軽に1-5万円ほど獲得できるようになった。
また、条件に合う人を紹介し、面談が実施されれば、紹介者に対してもギフト券を進呈している企業も多い。（大抵は営業マンが広告塔となるため、あまりネットには上がってこない）
しかし、紹介してくれる人がいなくても「投資用マンション 面談 Amazonギフト券」などと検索すればRENOSYなどいくつかヒットするだろう。
住宅の損害保険を申請する
※戸建ての自宅など、自己所有物件がある方のみ対象の手段です。（賃貸の場合は戸建て/アパマン問わず対象外）
ほとんどの場合、物件購入時には損害保険（火災保険・地震保険）を契約することになる。
物件に何らかの損害が発生したときに申請し、適用されればお見舞金として所定の金額が保険会社から振り込まれる。
そしてこの火災保険、あまり知られていないのだが、多くの場合は火災だけでなく、台風や洪水などの風水害による損害も補償の対象となっている。（他にもプランやオプションによって色々ある）
また、それとは別で存在する地震保険に加入していれば、地震によるヒビ割れなども同様に補償の対象となる。
台風や地震の多い日本では、建設から何年も経っていれば、所有者/居住者は気付いていなくても、何かしら損害が発生しているというのは珍しくはない。（台風でアンテナが曲がったり、飛ばされた石によって壁に凹みが生じたり、瓦がズレてしまったり）
また、事故発生から3年以内であれば補償対象内であるため、例えば「この損傷は2年前のあのときの台風によるものかも」と判断して申請することも可能である。ケースバイケースだが、認定されれば十数万から数百万のお見舞金が下りる。しかもこのお金は、事業所得を目的とした物件（マンションなど）でなければ非課税扱いとなる。
そして、ここが重要なのだが、お見舞金の使途を保険会社などに報告する義務はない。そのため、損害を放置したり、あるいは最低限の修繕のみで済ませたりといった形で、生活費などに回すことができる。
まずは家の周囲をグルッと回ったり、ハシゴをかけて屋根に登ったり（難しそうであればここだけ誰か得意な人に頼みましょう）して、もし損害箇所があれば原因不明でも写真を撮り、申請書類の送付を保険会社に依頼して手続きを進めていく。
申請代行業者は全国に存在するが、下りたお金の半分近くを手数料として持っていくようなところばかりであり、不正を行う詐欺業者も多く紛れているので、基本的に利用は推奨できない。
- 経年劣化は補償対象外である（もちろん虚偽申告はNG）
- 修繕せずに放置した結果、経年劣化や別の災害により損害が拡大したとしても、補償対象外となる
- 修繕した上で、のちにまた同じ箇所が損害を受けた場合は、引き続き補償対象になる
- 調査→損害があれば申請書類送付依頼→申請→保険会社から派遣される鑑定士による現場調査（小規模損害の場合は省略されることも）→審査→認定されれば振込という流れだが、全部で2-3ヶ月ほどかかるので、即金作りには向いていない
といった点には注意が必要である。
また、近年は異常気象の影響により申請件数が全国的に増えており、それに従い保険料は何度も値上げされ、また損害認定率・認定金額は下降傾向にある。
とはいえ保険会社によってもお金の下りやすさは差があるので、期待値は低めで、一度トライしてみてもいいかもしれない。
消費者金融を利用する
※利用未経験者向けに書いています。
※現在無収入/低収入/不安定収入の方は基本的に対象外の手段です。
アコムやレイク、プロミスなどの消費者金融（サラ金）に手を出したら終わりという風潮がある。
確かに、消費者金融を利用した結果、破綻する人たちがいるのは事実だ。社会問題として大きく取り上げられたこともあった。利息が膨らみすぎて自己破産に追い込まれたり、ヤミ金に手を出してさらに追い詰められたりといった具合に、悲惨な末路を辿るケースも珍しくない。
甲子園や大学野球で活躍後、プロ野球界で一筋の光を放ったのち、消費者金融やヤミ金に手を出して強盗殺人を犯して無期懲役囚になった小川博はその典型例だろう。
サラ金が危険なイメージを持たれていたのは、昔の上限金利が馬鹿高かったからというのも大きいだろう。
1983年10月31日まで：年109.50%(9,000円)
1983年11月01日から：年73.000%(6,000円)
1986年11月01日から：年54.705%(4,500円)
1991年11月01日から：年40.004%(3,288円)
2000年06月01日から：年29.200%(2,400円)
その後、その上限金利の高さによって自己破産件数が増えているということを理由に、貸金業規制法はさらに改正され、
2010年06月18日から：年20.000%(1,479円)
となっている。
年間金利109.50％って、100万借りたら1年後に209.5万を返済しなければならないということ。エグすぎる。
現在では多くの場合、年間金利は最初の段階では18％に設定されている。（クレジットカードのキャッシングも然り）
100万円を借り入れてちょうど1年後にまとめて完済するなら、利息分は18万円だ。これは高いと感じる人が多いだろう。
しかし10万円を借り入れて30日後にまとめて完済するなら、利息分は1,479円だ。（1年後の場合、1.8万）
2ヶ月かけて2回に分けて約半分ずつ返済する場合、利息分は2,228円となる。
「今月だけは厳しいが、来月には一定額の収入がある」「今は少し足りないが、ボーナスや昇給の時期が近い」など、近いうちに返済できる見込みがあるだとか、あるいは数十万程度以内（個人差アリ）の借り入れであるなどといった場合には、低リスクで利便性の高い手段になりうる。
大抵の場合、初回利用時は30日間まで無利息なので、もう少しお得に利用できる。
店舗などに出向かずとも、ネットからの申込みで、最短即日で利用開始できる。
長く大きく借りない限り、案外現実的かつ有効な手段であるということは、頭に入れておいてもいいだろう。
周囲の人間に頼んで借りるくらいなら、こっちを選んだ方がいい。金が絡むと人間関係はややこしくなるし、だらしない人間と思われてもプラスには働かない。
ただし自制が効かない自信がある人、ギャンブルなどにお金をつぎ込みがちな人は、手を出すにはリスクが高いので非推奨である。
その他あれこれ
以上に挙げたものは、手っ取り早くお金を作る手段の一部でしかない。他にも、
・公的機関への補助金の申請（ただし条件を満たしている必要がある）
・実は貯まっているクレジットカードなどのポイントを使う（三井住友のVポイントのように、少し調べないと使い方が分からないようなポイントを、使えずに放置してしまっている場合も意外とあるかも。私もそれで最近2.5万円分獲得した）
・クラウドソーシングのサイトで何かしらの案件を受注する（ただし基本的にスキルを要する）
・路上パフォーマンスをする（ただし基本的に一芸を要する）
・UberEatsの配達員をする（こちらはバイトではなく業務委託。紹介制度が充実しており、一定の条件をクリアするとボーナスが支給されたりする）
・パパ活/ママ活/ギャラ飲み（専用のアプリもあり、これで結構稼いでいる人もいる）
・祖父母や親戚を訪ねる（お小遣いが貰えるかも？クズの発想）
などなど。
また、かなり余談にはなるが、身分証もないような人でも、お金を稼ぐ手段はある。
一定規模以上の繁華街に行けば、そんな方法はたくさん転がっている。
私が学生時代に歌舞伎町でフィールドワークする中で知った手段として、以下がある。
・風俗店などの客引き/キャッチ（給与は当日手渡しで完全歩合制のところが多く、一晩で数万稼ぐなどは決して珍しくない。コロナの影響で不景気ではあるものの、少なくとも少し前までは一日云十万を稼ぐ者もザラにいた。やり方によっては迷惑防止条例違反などで逮捕される）
・中古携帯の持ち込み（歌舞伎町で働く人は、色んな事情により身分証を持っていないケースが多い。身分証があるだけで、中古品や盗品などをTSUTAYAなどに代理で持ち込んで買い取ってもらい、手数料を稼ぐことができる。場合により、もちろん犯罪）
・ドラッグの運び屋（即金ではない。もちろん犯罪。抜け出すのが難しいとの噂も）
・海外からの金(ｷﾝ)の密輸（即金ではない。もちろん犯罪。リスクは比較的低いらしいが多くは稼げない）
・裏スロで低リスク勝負（ある仕組みを利用することで、裏スロにおいて低リスクでギャンブルができる。もちろん見つかればアウト）
など、短期間でサクッと稼げる仕事は普通にある模様。
最後の冗談はさておき、お金に困っている人にとって、何かしら参考になる情報との出会いがあったなら幸いである。
2022/05/01
追記（05/28）：以下の記事に、また毛色の異なる小銭作りの小技が色々載っていました。
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