【失業手当なし】無職の食いつなぎ方【半年間】

実用

2020年12月、関連企業に転籍するという形で、新卒で入った会社を9ヶ月で退職した。
そして、2021年5月半ば、その関連会社すらとある事件をキッカケに4ヶ月半で退職した。
それから半年間、私は無職であった。

一般に、仕事を辞めると市区町村のハローワークに赴き、いわゆる失業手当(雇用保険、失業保険)の申請をするのが定石だ。
退職理由には大きく「会社都合退職」「自己都合退職」の2つがある。
「会社都合退職」の場合、退職者は約1ヶ月後には失業手当の受給を開始できるが、「自己都合退職」だと3ヶ月以上先になる。

会社都合退職とは?自己都合退職との違いや会社都合で退職する方法

会社からすると、「会社都合退職」は避けたい。一部助成金受給の対象外となるなどのデメリットがいくつもあるからだ。
私は貯金がほぼゼロだったこともあり、社長から損害賠償金50万や日割り給与をすぐに振り込んでもらい、代わりに退職理由を「会社都合」ではなく「自己都合」とさせてほしいという社長からの求めに応じた。
3ヶ月後には流石にどこかに就職しているだろう(だから失業手当の受給資格は失われているだろう)と当初は考えていたので、申請はしなかった。

数週間ほどNEET生活を楽しんでいたが、6月に入った直後、腎臓の状態が悪くなるなどして1ヶ月半ほど入院を余儀なくされ、7月下旬に退院して関西の実家に滞在した。父親と仲の良い社長たちのもとで働く話もあり、実際に話を聞きにいったりもしたが、やはり東京に戻りたいと思い、8月上旬に東京で就活を開始した。この2ヶ月間は、マンション家賃以外の出費はあまりなかったので助かった。

このときも、どうせ3ヶ月後には就職しているだろうと思ったので、失業手当を申請することはなかった。しかし、あとで知った話だが、失業手当には再就職手当というものもあり、失業手当の受給を開始していないタイミングで再就職が決まったときにお金を貰えるらしいので、やはり申請しておくべきだった。

また、これとは別で「住宅確保給付金」なる手当も存在する。家賃の大半を市区町村が3ヶ月ほど支払ってくれるというものだ。最大2回延長できて、計9ヶ月まで恩恵に授かることができる。(自治体によって違うかも?)

就活を開始した頃には、損害賠償金や日割り給与などによって当初60万ほどあった貯金は、クレジットカードや空家賃の支払いなどで10万前後になっていた。

治験参加(約16万円。1週間入院+2回通院。治験サイトで案件検索。コロナの治療薬。食事も出るので有難い)、知人からの依頼でWEB制作(数万)、祖母などからの小遣い(数万)、クレジットカードのポイント(毎月1万円分以上)、ホストの体験入店(その日のうちに現金手渡しで5千円ほど貰える)などによって食いつないだ。なお、いくつかのアルバイトにも申し込み、面接などしたが、結局何もやらなかった。
また、menuなどのフードデリバリーアプリを布教しまくり、見返りとして得られるクーポンでコスパよく食事を摂った。

国民健康保険料・国民年金・住民税は滞納しつづけた結果、催告状などがバンバン送られてきたが、各所に赴いて手続きし、減免申請をしたり、支払い猶予にしてもらったりした。

どうしてもお金が足りないときは、働いていたときに登録していた消費者金融から一時的に借り入れることもあった。

そんなこんなで何とか凌ぎ、11月頭に就職が決まり、翌週から働き始めた。

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