国際的に多様な面々でキューバを旅をして感じた居心地の悪さの3つの要因

中南米

留学中の2018年6月3日から12日間、キューバを5人で旅していた。

ちょっとこれまでとは違う形態の旅になったので、ここではその中で感じたことについて書くことにする。

さて、どんなメンツで旅をしていたか、構成員を簡単に紹介する。

スリランカの両親/ドイツ生まれドイツ育ち/厳つい/浅黒/煙草好き/経営学専攻/26歳/男
使用言語:ドイツ語/英語/シンハラ語/スペイン語/(ポルトガル語)

韓国生まれ韓国育ち/陽気で笑い上戸/よくロケット色鉛筆で風景画など描いている/芸術専攻/24歳/女
使用言語:韓国語/英語/スペイン語

ロシアウクライナの両親/イスラエル生まれ/ロシアとオーストラリア育ち/用意周到/荷物大量/会計学専攻/23歳/女
使用言語:ロシア語/英語/ヘブライ語/スペイン語

イタリアエリトリアの両親/オーストラリア育ち/スイマー体型/浅黒/小顔/フィルムカメラ大好き/ジャーナリズム専攻/22歳/男
使用言語:イタリア語/英語/スペイン語/ティグリニャ語/(アラビア語)

⑤私。日本生まれ日本育ち/人類学専攻/22歳/男
使用言語:日本語/英語/スペイン語

つまり、ルーツ10ヵ国12言語という、なかなかのインターナショナルぶりとなった。

クラスで一番仲の良いコロンビア人の父とアメリカ人の母を持つフロリダ出身のハンサムボーイ(21)も参加する可能性があったが、彼はアメリカとキューバの政治的問題のせいで入国が煩雑であるとのことから断念した。彼が来ていれば五大陸制覇していたことになる。

もっとも、日本育ちの私からすれば特殊に感じられはするものの、多民族国家においては珍しいことではないだろうし、留学あるあるといったところだろう。

なお、5人で行動する中で、英語とスペイン語以外が役立つ場面はなかった。

彼らとは留学先の大学でスペイン語のクラスが一緒で、もともとキューバに行きたいと思っていたところにたまたま誘いが来たから乗ることにした。

ヴィニャーレスのカサ(民泊)での朝食

しかし、彼ら4人とは別段親しいわけではなかった。(1人目はクラスが違ったので初対面)

さらに、1人目を除く他の3人は、以前他のメンバーを含めコロンビア国内を旅行したことがあるといい、彼らの中で結束みたいなものが生まれていたので、関係性的にはアウェー感が強かった。加えて、私は人と打ち解けるのが得意な方ではない。

特に親しいわけでもない人たちと一緒に数日間以上旅行するのは初めてのことだったかもしれない。

「一人旅の方が性に合っているよな」
「彼らとはそんなに親しいわけじゃないし」
「でも、一緒にいることで得られるメリットもある」(交通費や宿泊費等の折半など)
「出身も様々なので新鮮なものを見られるだろう」
「どうなるか分からないから、まあ身を任せよう」

そんなことを考えた。

蒸し暑いタクシーで移動中

主にタクシーを使って4都市を巡り、日中は皆で街歩きしたり食事したりビーチに行ったり乗馬したり、夜は酒や煙草、葉巻などを嗜みながら宿やお店で喋ったり、基本的に楽しく旅行できたわけではあるが、それと同時に、「あんまり居心地良くないな」と感じる場面もあったので、この記事ではその点にフォーカスして書こうと思う。

なぜ居心地が良くないと感じたのか。

まず、一つは言語だ。

韓国の子を除き、彼らは英語を流暢に扱う。
だから、彼ら同士は基本的に英語で会話する。

私は英語よりもスペイン語を優先的に使っていたので、彼らは私が英語がほとんど出来ないと思ったのか、私に話しかけるときは決まってスペイン語だった。

とはいえ、私も英語は得意とは言い難いし、スペイン語と混ざって劣化してきていたので、スペイン語の方が抵抗なく話せた。

スペイン語で皆と話すときは、自ずと会話のスピードや語彙レベルが落ちるので、むしろ会話をリードすらできる。

しかし英語となると彼らはレベルが高いので、尚更話についていけなくなる、というかついていく気も失せる。(なまじ英語ができるから英語に頼ってしまい、スペイン語学習がおろそかになっているのだろう)

もともと、相手と親しいケースを除けば基本的に複数人(3-4人以上)での会話は当事者意識が薄れるから得意ではないというのもあり、英語での会話には積極的に参加しないことが多かった。

それ以前に、会話の内容自体、面白いと感じることが多くはなかった。

そんな調子だったので、行き先を決める際などは、合意のないまま話が進んでしまう。
彼らが有能ならそれでいいのだが、あいにくそうとも言い難い場面も多く、色々と無駄が生まれてしまう。

ヴィニャーレスの海

より良い結果を生む可能性の高い選択を頭では分かっていながら提案できない、という場面は何度もあり、フラストレーションを募らせた。
しっかり参画し、引っ張っていくくらいじゃないとダメだな、と反省したものだった。

二つ目に、やはりもともとの親密度の低さ。

これは相手によって大いに変わりうる。会ったその日から意気投合することだってある。
だが、今回のメンバーは特にかなり気が合うというわけでもなかった。

そもそも言語の壁もあるので円滑には進まないし、自分から距離を置くこともよくあった。

旅は、気の合う人と行くのが一番。
夫婦で世界を長期に渡り旅している人を見ると、相当仲が良いんだろうな、価値観が合うんだろうな、と感じる。

三つ目。女子二人が、生理的に厳しかった。

韓国の子に対して、言葉は悪いが”猿と豚のハーフ”という印象を抱いていた。

笑うときに高確率で豚のような鳴き声を上げたり、猿のような仕草が多かったりする。

鼻の奥から「ブォオオ」「グゴォ」など大きな低音を響かせて笑う様はまるで中年おやじが居間で寝転がって放つ屁のよう。しかも笑い上戸なので頻繁に繰り出される。あとは大抵引き笑い。また、高頻度で「ホッホホーイ」などという鳴き声を発する。アラレちゃんかよ、と思った。

もう片方の女子(ロシア×ウクライナ)も、会話をしているときに「アァ”ン?」というかなり挑発的に聞こえるアクセントとトーンで聞き返してくること(本人に悪気はない)に始まり、表現方法や笑い方、バタバタしているときにヒステリックになるところなどが苦手に感じた。

なお、旅行終盤は、この子が「アァ”ン?」と言ったらオウム返しで「アァ”ン?」と言い返していた。こんなのを書いている私も、なかなか性格悪いな…。

というわけで、たとえ嫌いじゃなくても、生理的に苦手な人と旅をすると疲れるという当たり前すぎる事実を身を以て実感したのでした。ちなみに男性陣は何ら問題なかった。

別に二人とも悪い奴ではないのだが、生理的に無理かどうかってのは、性格だけでは決まらない。めっちゃ性格良いのに常に鼻を穿っているような人に対しては誰だって「うぉッ…」となるだろう。

居心地が良くなかった大きい要因はこんなところだろうけれど、特に3つ目が後半に結構ブローを効かせてきた。

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つらつら書いたが、途中で「良い面を見ていくことが大切だ」と考え直すことによって、オープンに楽しく過ごせるようになった。旅が微妙なのであれば、家に帰るかスタイルを変えるか心持ちを変えるかしかない。

2018.06

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