人生が辛いときに頭の片隅に入れておくといいかもしれない視点

価値観

精神的に成長するのは、己の哲学が磨かれるのは、どんな局面においてであろうか。

感情を掻き乱される状況。
そしてそんな中、己としっかり向き合うとき。

これまでの人生を振り返ってみて
どんなときに自分が精神的に大きく成長したのかを思い浮かべる。

望むとも望まざるとも、非日常に自らの身を置いたとき。
リスクがあろうとも、意に介さずに何かに挑戦したとき。
何かしらの苦難や逆境の中で、羞恥や悲しみに幾度となく沈みながらも
己と向き合って、言語化して整理しながら、前に進もうとしたとき。
往々にしてそうであったことに気付く。

人は苦難という非日常に身を置き、試行錯誤して這いずり回ることで
哲学が磨かれ、精神的に大きく成長することができる。

危機的なヤバい状況は、ドラマティックな展開を呼ぶチャンスだ。
人生を盛り上げるチャンスだ。

苦難のない人生は無難な人生だ。
起伏がない。味気がない。
酸いも甘いも苦いも辛いも、人生の醍醐味だ。

坂道を上るのは楽ではない。平坦な道の方が楽だ。
でも坂道を上るからこそ、下り坂の快感を味わえる。

私が長年シンパシーを抱いているとある作家はデビュー前
苦難が訪れたときは「将来自分の本に書くネタが増えた」
前向きに捉えるようにしていたという。

危機的な状況において、どんな振る舞いをして
どんな展開を呼び寄せるかは、腕の見せどころだ。

たとえそんな状況に身を置くことになったとしても
その状況ですら人に羨ましがられるような在り方を選んでいきたい。

“Our attitude towards life determines life’s attitude towards us.”
人生に対する自分の姿勢が、人生の自分に対する姿勢を決める。
長年LINEのステータスメッセージにするほど大好きな言葉だ。

どこかの100人が全く同じ辛い状況に立たされたとき、
それで腐ってしまう人もいるだろうけれど、
その経験を肥やしにしてハッピーエンドに持っていく人もいるはずだ。

誰かを傷つけたり再起不能状態に陥ったりしない限りは
感情が掻き乱されるかもしれない状況を恐れる必要なんてない。

勇気を持って顔を上げて、今できることに目を向けて
コクのある人生をしっかりと歩みつづけていこう。

2018.02.21 作成
2019.03.11 作成
2021.04.10 合併

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