私は浪人時代くらいから大学時代前半にかけて、9イニングスなるAppleStoreのゲームにハマッていた。メジャーリーグの実際の選手が登場する野球ゲームだ。
やりはじめるとついやりすぎて時間が流れてしまうので、たまに気分転換したいときにインストールして、少しプレイしたらアンインストールするということを50回は優に繰り返しただろう。
アンインストールしながらもデータはオンライン上に保存していたのでステータスが強大化し、気が付けば現実にはなかなか有り得ない展開のオンパレードになっていた。
2年近く前にそのデータも削除して以来プレイしていないが、今回は、私がやり込んでいた当時のそのゲームのハチャメチャなスクショを列挙する。
これはプレイ画面。
まず右上を見ていただきたい。
1対84。
この時点でもうプロの試合ではない。(高校野球の地方大会ではたまにこういう試合があるが。)
右側の選手カードが私のチームの選手だ。
NYA、つまりニューヨークヤンキースをマイチームに選んでいた。
彼はこの試合で9打数9安打、ホームランを少なくとも4本打っているということが示されている。(9打数分までしか表示されない)
シーズンホームランはこの時点で509、打率は7割1分だ。
また、対する相手投手(抑え)は、フルボッコにされたことで防御率が40以上になってしまっている。
1試合で5度のスリーベースヒットを放つ者も。
これは別の試合の結果。
全イニング得点で87-0。1イニング20安打。
2安打完封と守備でも圧倒している。
全イニング得点で105-1。
これが自分史上最大得点試合。
通常でも30点は下らない。
そんな調子なのでシーズン記録は凄まじいことになる。
全勝優勝は当たり前。勝率1.000。
チーム打率は6割8分2厘と異次元の数値。
本来ならその半分ですら有り得ないことは言うまでもない。
チームホームランは3481個と、2位のチームの14倍を上回る。
なお、シーズン途中に選手の入れ替えを何度か行ったことにより計上されなかったホームランが数百本はある。
続いて個人成績。
個人打率1位は7割1分8厘。7番手でも6割7分9厘。
言うまでもなく、このチームのナインが両リーグの高打率番付上位9枠を、10位以下に大差をつけて独占している。
続いて個人のシーズン安打数。
1位は976本。イチローが持つMLBシーズン最多安打記録「262」の3.7倍ということになる。
MLB通算安打数が1位であるピート=ローズが24年かけて達成した4256本に5年足らずで到達できる。
シーズンホームラン数1位は583本。(5ヒット中3本はホームラン)
王貞治の通算本塁打世界記録868本に2年足らずで到達する。
投手も負けてはいない。
勝利数では両リーグ総合の1-4位を占領。
1位は圧巻のシーズン35勝、Kershaw。
投手力が光るシーンを以下に少しお披露目する。
得点は40とそこそこながら、この試合では全イニング得点に加えてノーヒットノーランを達成している。
このチームのKershawの最速は112mph、つまり時速180kmを超えている。(人類最速で約169km)
これを受け止めるキャッチャーも凄い。
なお、これでも打たれるときは打たれる。
こんな圧勝しかできないゲームなんて面白くないだろうと思う方もいるだろう。
実際、圧勝するだけでも楽しいのだが、たまに良い試合展開になることもある。
この試合では、5-11という状況で迎えた9回表に一挙7得点を加え、12-11で僅差の逆転勝利を果たしている。
なぜあんなに強いチームが8回までこんなにやられたのかというと、シーズンによってはコンピュータによるオートプレイ主体で進めていたためである。オートプレイだと本来持つ力が発揮されない。
これでは負けると思い9回表に初めて手動プレイに切替え、なんとか逆転に成功した。
以下も同様にオートプレイからの手動プレイである。
↑3回表まで7-0と優位に進めながらも、8回終了時点で10対10と追い付かれ、9回表で5点を加えて裏を1点に抑え15-11で逃げ切った試合。
↑2回終了時点で3-9と劣勢。からの6回までに6点を加え9-11と迫り、7-8回で4点追加の13-11で逆転に成功。その裏に1点を決められ1点差に迫られるも9回表で4点追加の17得点、裏で3点取られるも後続を断ち17-15で辛勝。両チーム計47安打の打ち合いとなった。
↑6回終了時点で0-7も、7-9回で怒濤の連打により大逆転した試合。
↑8回終了時点で7-3と優勢も、9回表で一挙6得点を喫して逆転され7-9。その裏で2点を取って同点に持ち込み延長に突入、その裏で2点を決め勝利。(延長に入ると初回から順にスコアが表示されなくなるのが難点)
↑6回まで1-9と敗北コースも、7-8回でそれぞれ5点を奪い、大逆転勝利。
↑8回終了時点で4-6と負け越すも、9回表でオーバーキルの12得点で黙らせる。
↑1-11状態で迎えた6回裏に2得点で3-11、7回表で3点奪われ3-14もその裏に食らい付き5-14。8回表で5-19と突き放されるもその裏に4点を返して9-19。なお10点差で迎えた9回裏に7得点を決めるも惜敗。
↑1-5からの9回裏逆転勝利。
↑7-5で迎えた9回表に6得点を喰らい逆転されるも、手動プレイに切り替え再逆転。
しかし、たとえ手動でプレイしても、相手投手との相性が悪ければ不利な展開に運ばれることもある。
それが「オールスター」との試合である。
CPUの部分が黄色や紫になっているものはオールスターチームであり、選手のステータスが並外れて強い上に、オートプレイができない仕様となっている。
↑アリーグオールスターとの試合。7回終了時点で3-9と勝っていたが、8-9回でそれぞれ5点をもぎ取られ13-9の逆転負け。
↑このゲームで一番強い「レジェンドオールスターチーム」との激闘。
こちらが点を取るたびに相手の粘りが凄くなっている。(そういう仕様)
このチーム相手では負けることも珍しくない。
↑アリーグのレジェンドチームとの手動プレイ。8回表に10得点を奪われ7-4を7-14にされるも、9回裏に8得点で大逆転勝利。
↑ナリーグのレジェンドチームとの手動プレイ。
3回までで3-3と同点、4回表で3得点され3-6
5回表に追加で奪われ3-7、裏に3点返して6-7
6回表にまた1点奪われ6-8、7回裏に3得点で逆転し9-8
8回表に1点を決められ9-9と再度同点
その裏に1点を決めて10-9と勝ち越し
9回表に2点を奪われ再逆転され10-11、裏に1点を奪い少なくとも3度目の同点で11-11、延長突入
10回表に1点決められ勝ち越されるもその裏に1点を決めて追い付く(4度目の同点)
11回表に1点決められ勝ち越されるもその裏に1点を決めて追い付く(5度目の同点)
12回表に2点決められ勝ち越されるもその裏に4点を奪い少なくとも3度目の逆転で勝利
まあ、これくらいにしておこう。
なお、今は別の新しいバージョンの9イニングスが存在するが、あまり好きになれずほとんどプレイしなかった。
2019.02
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