【経験談】南米コロンビア滞在/留学あるある9選

旅/紀行

海外に留学する学生は珍しくないが、世界に200ほどの国が存在する中で、行き先には大きな偏りがある。

JAOSの調査によると、日本人の留学先は、英語圏であるフィリピン、アメリカ、カナダの上位3ヵ国で全体の過半数を占め、経済発展著しい中国、英語圏であるイギリスとオーストラリア、次いでお隣の韓国。ここまでの7ヵ国で約85%となっている。

一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による2021年版日本人留学生数調査』調査レポート
朝日新聞デジタル – 日本人留学生、過去最少1487人 前年度から99%減 20年度

私は大学時代、2018年1月から翌年1月までの1年間、南米コロンビアの首都ボゴタにある大学に留学した。あまり選ばれにくい国であることから、留学先としての情報はあまり多くない。

そこでこの記事では、南米コロンビア留学/滞在あるあるについて、周りにいた他の留学生の体験も踏まえて羅列、気が向いたときに更新する。(とはいえ、コロンビア以外でも当てはまる要素は多々含まれる。また、主に2018年時点での情報である旨ご留意ください)

治安面で心配される / 一度は犯罪被害に遭う

人口あたり殺人件数は日本の約100倍で、世界でも上位である。窃盗や誘拐も多い。

人種を問わず、混雑するバス内でスリに遭った人、夕方に大学の近くを歩いていて首にナイフを突き付けられて携帯品を要求された人、昏睡強盗に遭った人など、決して珍しくなかった。

「外国人は土地に慣れておらず言葉も分からずお金を持っている」と思われやすい上に、アジア人は珍しく、外見上目立ちやすいため、日本人は特に気を付けるべきだろう。

コロンビアの人口は約4,700万だが、在留邦人は1千人程度であり、また地理的要因もあり、日本を含むアジア諸国からの旅行者は比較的少ない。(コロンビアに限らず中南米やアフリカなどの多くの国において言える)

私の場合、1年間の滞在中に窃盗などの犯罪被害には3回遭った(会計で揉めたことも何度かあった)が、3週間の滞在で3回やられていた中年日本人男性旅行者もいた。2016年には日本人学生が第二の都市メデジンの路上で引ったくりに遭い、取り返そうとして銃殺されたことがまだ記憶にも新しい。銃を向けられる可能性もあるので、有事の際は抵抗してはいけない。

参考までに、以下は私が留学中に防犯面で意識していたことだ。

・暗くなったらなるべく出歩かない
・キョロキョロしない(土地に不慣れ感を出さない)
・治安の悪いエリアを知ってなるべく避ける
・お金のなさそうな格好をする
・荷物はなるべく1つにまとめておく
・チャック付きポケットのついたズボンを履く
・刃物で切れにくい素材のリュックを使う
・1万ペソ以上入れたフェイク財布を用意しておく(恐喝に遭ったらそれを渡す)
・タクシーよりもUberを使う(明朗会計でボッタクられない)
・カードはチェーンなどしっかりした店でしか使わない(スキミング回避)
・尾けられているかも、と感じたら道端などで止まってやり過ごす
・信用できない人から振る舞われた飲み物などには手をつけない(昏睡強盗もある)

夜に出歩くことが少なくなる

現地の人も、治安には敏感である。夜10時にもなれば、出歩いている人はかなり疎らになる。移動の際も、タクシーや配車サービスの利用が基本となる。

朝まで飲み歩く、というような機会は、日本にいるときと比べてかなり少なくなるだろう。

ドラッグに詳しくなる

麻薬王と呼ばれたパブロ=エスコバルの母国なだけあって、昔からドラッグの生産が盛んである。

あまりにも多く蔓延したこともあって、1986年以降、個人使用のために1gまでのコカインと20gまでの乾燥大麻を携帯することを非犯罪化している。(LEY 30 DE 1986 – Artículo 2°-j)

私の主観としても、大麻は酒に近い感覚で流通していた。大学生がキャンパス内の芝生でジョイントを吸ったり、クラブで大麻の匂いが漂っていたりというのはごく普通の光景である。路上で大麻入りブラウニー(通称ハッピーブラウニー)を堂々と売っている人たちもいる。

なお、大麻の価格に関する統計(2018)によると、東京は世界トップの32.66USDである一方、コロンビアの首都ボゴタは世界で2番目に安い2.2USDである。(120都市を対象)

Weedindex 2018

コロンビアといえばコーヒー生産国としても知られるが、近年では大手による寡占が進む中、零細コーヒー農家などが相次いでコカインに転作し、社会問題化している。

余談だが、コカインペーストが通貨として流通する集落もあるという。

店に来た客たちは、はかりの上に白い塊を置き、それと引き換えに食用油や卵といった食料を持って帰る──。世界一のコカイン生産国であるコロンビアのジャングルの奥地では、コカインペーストが現金の代わりになる。

「何でもこうやって売り買いしている。現金は珍しいし、いざというときのためにとっておく」と話すのは、店主のロレナさん(26)。生まれてこの方、手にしたことがあるのは現金よりも白い粉の方が多いという。

 ビールを買うのでも、売春婦を呼ぶのでも、地元の人々はこの方法で支払いを済ませる。コカインやその原料となるコカペーストが物を言うのだ。

AFP BB News 「コカインペースト」が現金代わりに、コロンビアの小さな村

街を歩いていると、エリアによっては売人たちがたむろしていて、ドラッグを売ろうとしてくる。

その他、マジックマッシュルームやアヤワスカなどのナチュラル系ドラッグも、エリアによっては入手は難しくないらしい。

アレパやエンパナーダを貪って太る

アレパやエンパナーダという揚げ物系の食べ物が、日本におけるオニギリ的なポジションとして存在する。

arepa con queso

路上を中心に至るところに構えており、かつ1,500-3,000ペソ(1,000ペソ=約30円 *当時)で購入できるため、気軽に小腹を満たすことができる。

私などは、ほぼ毎日のようにアレパかエンパナーダを貪っていた。これらに限らず、脂っこい食事が多いので、人によっては肌が荒れたり太ったりするかもしれない。

色んな国/地域へ旅行する

南米最北端の国であるコロンビアは赤道が通っており、つまりは北に行くにも南に行くにも、動きやすい立地となっている。陸続きでベネズエラやエクアドル、ペルーやブラジル、パナマに行けるし、キューバやメキシコ、ボリビアなどへのアクセスも良い。

南米で唯一太平洋と大西洋の両方に面する国である。

国内便は特に安いので、気軽に国内旅行も楽しめる。夜行バスも充実している。

Despegar.com、Jetcostあたりの航空券検索サイト/アプリは、Skyscannerなどの大手よりも安い料金で便が取れることもあるのでオススメだ。

美男美女のレベルと多さに驚く

DAILY COLOMBIA MODEL love+ VOL17

中南米の3大美女大国3Cとは、Costa Rica、Chile、そしてColomiaを指す。
コロンビアはメスティーソ、いわゆるヒスパニック系が60%程度と多く、褐色の健康的な美男美女を多く見かけることになるだろう。
特に大学のような若い人が多い空間では、その出現率は街中とは比較にならない。

サルサを多少かじることになる

サルサ自体は1960年代後半にニューヨークのプエルトリコ移民が中心になり作られたものだが、コロンビアでも当然のように存在し、ほぼ全員踊ることができる。サルサが上手ければモテる。
大学のサルサレッスンの授業やディスコなどに行ってみよう。

レゲトンのビートが脳内に刻まれる

街の至るところで、レゲトンが流れている。
レゲトン(Reggaeton)とは、80年代から90年代にアメリカ合衆国のヒップホップの影響を受けたプエルトリコ人によって生み出された音楽ジャンルであり、「ズッチャズッチャ,ズッチャズッチャ」というビートがほぼ共通している。

女性はハグ、男性同士はハイタッチからのグータッチで挨拶

ハグはラテンや欧米でも一般的な挨拶方法だが、ある程度親しい男性同士、またはカジュアルの場での男性同士は、別れ際に最初にハイタッチして、次に拳を軽くぶつけ合う。ある程度滞在すれば、これは習慣として染み付くことになるだろう。

2022/5/16,12/30

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