「紀元前1億年」自分史上最強のゴミ映画を紹介する

紹介

ヒューマンドラマ、サイエンスフィクション、サスペンスを中心に色んな映画を観てきたが、そんな中でゴミとしか思えない映画に出逢うことも何度かあった。

ゴミ映画を語るとき、「紀元前1億年」という訴訟レベルの超弩級の駄作を避けて通ることはできないだろう。

「紀元前1万年」という映画なら観たことがある人も多いだろう。
一方でこの「紀元前1億年」、ググっても情報はかなり少ない。
この記事ではその映画がいかにゴミクズであるかについて軽く紹介しようと思う。(※ネタバレ有)

大学3年のGWだったか、恐竜映画やバケモノ映画が好きな私は、近所のTSUTAYAでイカついパッケージのDVDを目にした。

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『トランスモーファー』のスタッフが放つアクション・アドベンチャー超・大・作
誰も見たことのない 未知なる恐竜の世界

アメリカ、ロサンゼルス。海軍が管轄する研究所に8人の兵士が招集され、極秘裏のミッションが下された。
「7000万年前の世界から21名の男女を救出せよ」
数十年前、軍が行った実験で、時空に取り残されてしまった被験者を探し出し、現代へ連れ戻さなければならない。極度の緊張を抱え、タイムマシーンに乗り込む兵士たち。しかし、彼等が踏み入れたのは、誰も見たことのない驚異の世界だったー。

これはなかなか良さそうじゃないかと即決、早速観てみることにした。

と、ここでハナからおかしい。
そもそも紀元前1億年ではなく紀元前7000万年なのだ。(そこからさらに3000万年遡るというわけでもない)

紀元前1万年のパロディを作ろうというところから出発してとりあえずタイトルを紀元前1億年にしてみたものの、あとになって「1億年前には存在せず7000万年前には存在した品種が登場しているから7000万年前に戻るという設定に変えよう」と判断したのだろうか?タイトルのパロディ感を薄めたくなかったということか?なんて思ったが…そんなことを気にして設定を練り直すようなスタンスの映画ではないことが、すぐに分かる。

過去に戻った直後から、次々と隊員が恐竜に殺されていくのだが、やられ方がかなり古典的で、演技も中学生の文化祭のパフォーマンスレベル(非演劇部)。そもそも2008年の映画なのにCGが80年代。完全にパッケージ詐欺だ。

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最後に現代にタイムスリップした恐竜は、大きさが高層ビル並み。
なお、有名な肉食獣であるティラノサウルスの大きさは最大クラスで13mほどであるとの説が有力だが、そのサイズがどれくらいかというと

これくらいだ。つまり高層ビル並みのサイズは有り得ない。
重力との関係でそもそも歩くことすら難しいだろう。

なお、バケモノサイズのそいつは銃で撃たれても死なないばかりかダメージゼロというチートっぷり。
その後突然新たな登場人物が主人公たちを救いにくるという唐突すぎる展開も。

その他挙げればキリがなく、とにかくヤバい。途中から早送りで観ざるを得なかった。
当時はショックのあまり2ヶ月ほど映画観れなくなった。

さて、レビューを観てみよう。

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Yahoo!のレビューサイト

25件の評価で、5点中1.24点。
5つ星にしている人も1人いるが、皮肉の5点だろう。
この人が1点にしていたら1.08点になっているところだった。

レビューの内容は悲惨さを極める。

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さらにはこんなコメントまで。

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DVDを床に3回投げつけるほどの怒り。
お分かりいただけただろうか。

この映画のグリフ・ファーストという監督(1981年生まれ)は、色んな映画のパロディ映画をつくっているらしく、これもその一つ。
クオリティは軒並み低いようで、他の監督作品のレビューも全て最低レベルの評価となっている。そういう芸風、というかカネと時間をかけた壮大なギャグなのだろうか。

こんな中学生レベルの映画をよく作ろうと思うものだ。
一体、どんな気持ちで制作したのだろう。途中で「もういいや」となってしまったのだろうか。
制作スタッフのモチベーションはカネくらいのものだったんじゃないだろうか。
スタッフロールに名を連ねることすら人生の汚点レベルだろう。

どれも赤字は間違いなさそうだが、それでも何作も出しているあたり、本業は別にある金持ちが趣味で作っているとしか思えない。

逆に観てみたいと思った人もいると思う。
早送りでの視聴を推奨する。

P.S.邦画では「地獄甲子園」もかなり酷かった。(なぜかAmazonでの評価は高いが)

2018.07

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