【週6体育】留学先ではスポーツの授業を取ろう

留学

2018年1月からの1年間、南米コロンビアの大学に留学した。

他の多くの中南米諸国と同じく、コロンビアの公用語はスペイン語。英語はほぼ通じない。

しかし私はスペイン語をほぼ分からない状態で留学を開始した。

スペイン語がほぼ分からない中、一学期目はどんな授業を取ったのか。

私は一応、人類学専攻である。
しかし、お店で自分が何を注文しているのか分からないのにとりあえず頷いているようなレベルだった私が、いきなり大学のアカデミックレベルのスペイン語に対応できるわけがない。

まずは、スペイン語が分からない留学生向けの「初級スペイン語」(3単位)を履修することにした。
しかし、留学生が次の学期に進むには、1学期目で合計9単位以上(GPA1.5-5.0の間で、3.5以上)を取得する必要があった。あと6単位足りない。

私と同じように、ほぼスペイン語を知らない状態でやってくる留学生も一定数いるが、彼らは英語で開講される授業を履修する。しかし私は英語もアカデミックレベルではないし、だからこそなるべくスペイン語に集中したかった。

そこで、以下の8個の授業を履修登録することにした。

・初級スペイン語
・幸福に関する哲学系の授業(英語)
・ソフトボール
カンフー(中国武術)
カポエイラ(ブラジル発祥の武術パフォーマンス)
合気道(日本武術)
トータルトレーニング(全身を使うハードなもの)
軍事訓練(コロンビアには兵役がある)

4分の3がスポーツ科目。体育専攻と言わんばかりの登録状況である。
英語での哲学の授業は途中で辞めたので、結局7分の6がスポーツ科目になった。
1つ1単位だったので、ギリギリ9単位となった。

本当はテコンドー(韓国武術)や太極拳(中国のエクササイズ)やヨガ(インド発祥)やらクライミングやら、もっと取りたかったのだが、そう思った頃には履修登録期間を過ぎてしまい、取れなかった。

なお留学先の首都ボゴタの標高は2,600mだったので、酸素濃度が薄くて最初はなかなかハードだった。
またカポエイラについては、もともと動きを覚えるのが苦手な上、密室内でたくさん動くのでハウスダストがやばく、また講師がブラジル人でポルトガル語訛りだったので聴き取りづらかったが、1単位でも不足すれば留学が終了してしまうので、何とか続けた。

留学先でのスポーツ科目履修には、

・言葉がほぼ分からなくてもノリでついていける
・コミュニケーション機会が増えて練習になる
・知り合いが増えて様々な機会が広がる

といったメリットがある。

特に言語に不慣れな留学生には、運動好きなのであれば、履修を強く勧めたい。

2018.05

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